地下図書館

それは地球の内部であり,脳の内部である.

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ごめん。としか言いようがないけれど。

学んだことは全く無駄ではなかったと胸を張って言えるし、ここに居たからこそできた友人はとても大切だ。

でも、だからこそ、自分の身丈に合わない大学を選んでしまったことに、

今はちょっとだけ後悔してしまったのだ。

 

この大学を卒業し、学位を得られる自信がない。私にとって、自力でここを出ることは難しい。すり鉢状のような感じ。

なんでも他者に頼ってきた私には。

思えば、私の願いは必ずしも大学に行かなければ叶わないものではなかった。

本物の心からの願いだったから、大学に行けなくても叶うように、いくらでも予防線は用意しておいた。

それでもこの大学を選んで入ってきたのは、ある人だったり別のある人だったりのせいでもあるのだけれど。

いったい誰のためにここにいるんだろう。勉強するのは自分のためだけれど、それは分かっているけれど、

自分のためってこんなに苦しかったっけ。

 

悲しい、残念だ、そう言われてしまうような存在に、まさか私がなろうとしているだなんて、まったく考えていなかった。

どこまでも中途半端だなあと思う。私は、一度決めたことは大抵あとになって別の選択肢に変えることがよくある。

まさか大学においても失敗するだなんて、まったく考えていなかった。

こんなことになって、他の人になんと言おう、というよりかは、どこか自分に対して こんな怠惰な気持ちを正当化しうる言い訳を必死に探しているようだった。

そんな自分が嫌になる余裕なんてないくらいに。

もう一生、人のことなんて馬鹿にできないな。

 

周囲の友人がなんの違和感もなくここで生活できるのは、やはり高校時代までのしっかりとした下積みがあったのだろうと思う。ある意味私は、そんな優秀な他者に激しく嫉妬していた。やきもちをやいてしまった。

 

努力なしでこんな場所にいられるはずがないのに、どうして最後の最後まで楽な道を選んでしまうのだろうか。

 

未来に向かってスタートするはずが、終わりをカウントダウンするようになったのはいつごろからだろうか。