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これから人文学の分野を学ぶひとりの「人文学徒」として,これから付き合ってゆかねばならない学問について,考えていたことをまとめる.
言語学について
我々が日常で使う言葉 非常に変遷が目まぐるしいものだというのはインターネットをよく見ているとまあそれはそれはよく感じられ,時代に置いてゆかれないように必死の思いで毎日を生きている次第なのだけれども.
インターネット上の言葉の変遷について…
自分自身インターネット歴は十年弱ゆえ他の方と比べると微妙であるが,少しだけ例を思いついたのであげてみることとする.
① ○○み ex.)分かりみ,嬉しみ
②笑ったorワロタ→(笑)→笑or藁→w→草
③「うろ覚え」を「うる覚え」と誤用する
もう少し考えればもっとありそうだがそれをしているとキリが無いのでやめる.
これらについて主観を混ぜつつ調べていたことを書き殴ろうと思う.
- ①について,近頃よく見る言葉である.既に若干の廃れを感じるか?
接尾辞「-み」を付けることによる形容詞等の名詞化
動詞+み…というスペシフィックな接尾辞を付けて意味が通じる,日本語はおもしろい造語を作ることができると思った.
⇒主観的,独語的(ひとりごと,ぼやきのようなもの)な雰囲気が混ざる.
特に,Twitterでよくみかける
⇒140文字の制限のなかで,いかに多くの内容を含蓄させた文章を作りあげるかを問われているため.
「~い」で代用が出来る 叙述的用法
⇒ネガティブな言葉(つらい,しんどい等)をそのまま書くのが憚られるとき,「つらみ」「しんどみ」というふうに軽く処理することでネタのような感じで書き込むことができる.
今に始まった話でなく,昔から使われていたということはもちろん承知している.
- ②について,インターネットにみられる言葉の変遷の例として,非常に時代の流れが良く分かるものであると考える.
できるだけ短い文字数で,楽に文字が打てるように変遷しており,インターネットの普及による影響がよくあらわれている.
- ③について
この誤用は,キーボード(フリック入力含め)による打ち間違いがそのまま広まってしまったことが原因ではないか.
フリック入力における打ち間違いはよくあることなので説明を省略するとして,ローマ字入力のキーボードにおいて,uとoの位置が近く,打ち間違えることもあるだろうと考える(多少無理のある話だが).
よって,ある程度の世代で「うろ覚え」とつかえる人間と「うる覚え」と使ってしまう人間とに分かれるのではないかと思う.
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